私が住んでいるのは、大阪なのですが
先日中央大通りを仕事中に車で走行していたら
見てしまいましたよっ!
一体、何を見たかって?
AmazonプライムNOWの
配送車を!
大阪で!目撃しました。
知らなかったけど
来てたんですね。
Amazon!大阪に。
んー
こう書いてても
分からない人には
分からないと思うで
ご説明しますと…
あなた
Amazonをご存知ですね?
アマゾン。
アマゾン川ではないですよ。
通販のアマゾン。
私はAmazon大好きで
なんでもかんでも
Amazonで買い物してしまうのですが
それはともかく
Amazonには
プライムNowという
配送サービスがあるのです。
プライムだけでも
驚きですが、さらにNowが
ついているからたまげます!
Nowですよ。
奥さん!ナウ。
ぎんざNOW!じゃないですから…
まちがっても…
プライムです。
これは
Amazonの日用品を
2,500円以上購入すると
自宅まで
たった2時間で
配送してくれる!
驚きのサービスです。
もち
配送料は無料です。
さらに
840円(だったかな?)を
追加すると
1時間以内に
配送してくれる!
世にも
恐ろしいサービスです。
何が恐ろしいかって
何しろ
Amazonが商品販売から
顧客宅への配送まで
一元管理してしまうのです。
これが一体何を意味するのか?
あなたは分かりますか?
日本の宅配システムが崩壊する?
ネット通販の隆盛で
宅配業者は急成長をしています。
していますよね?
現状ですけど。
ヤマト運輸
佐川急便
福山通運
などなど。
特に都市部では
これら宅配業者の新規店舗が
続々とできています。
それだけ
通販を利用する人が
急増しているというわけです。
通販といえば
Amazonですけど
(私の場合ですが)
中でもAmazonは
一括商品管理体制をとっていて
恐ろしい数の商品を巨大倉庫で管理しており
顧客から注文があると即座に
発送できるシステムを構築しております。
そして
今までヤマトや佐川といった
宅配業者に委託していた配送業務を
なんと自社で行うようにしたのが
このアマゾンプライムナウです。
自分んとこの商品を
自分で配っちゃうわけ。
だから早い!
分かりますか?
例えばあなたが
風呂に入ろうとして
「そういえばシャンプーが切れてたな?」
と思えば、
即座にスマホから
Amazonでシャンプーを
ポチっと注文するのです。
すると…
1時間以内にピンポンが鳴って
玄関にはアマゾンの配達員が!
手にはあなたの注文した
シャンプーが!(;゚□゚)
一時間遅れとは
なりますが、無事にあなたは
お風呂に入って
シャンプーで頭を洗うことが
できるのです。
決して未来の話では
ありませんよ。
ドラえもんのポケットように
(ちょっとちがうか?)
欲しいものがすぐに手に入る。
魔法のサービスが
このプライムナウなのです。
今、現実に
この日本で東京で
そして大阪でこのサービスは
実行されているのですから。
私が一番恐ろしいと思うのは
Amazonが宅配を始めたことにより
今までの
日本の商品流通システム自体が
その根底から覆されるような気がするからです。
今、現在
日本では先にあげた
ヤマト運輸、佐川急便に代表される
宅配業者によって、東京や大阪などの
都市部以外に居住していても
ネットやTVで購入した商品を
自宅で受け取ることができます。
できますよね?
日本全国送料無料!
みたいに!
やってますよね?
私もそうですが
あなたも便利に利用している…
ですよね?
してますよね?
使ってるっしょ!ネット通販!
これは現状
宅配業者の配送料が
都会も地方も大差がない
システムを採用しているからです。
例えば
東京都から神奈川県に荷物を送っても
青森県から秋田県に荷物を送っても
距離が同じくらいならば
送料はそうは変わりません。
だから
どんな田舎にいても
よっぽど僻地以外は
宅配業者のサービスによって
商品を受け取ることができるのです。
こんなことを言う人がいます。
「今はネット社会だから
別に都会に住む必要はないよ!
だってどんな田舎にいても
ネットでポチっと注文すれば
宅配で翌日には荷物が届くからね…。」
ね。
いるでしょう?こういう人。
「必要なものはネットで買えばいいよ!」
都会だけでなく
田舎に住んでいる人でも
こういう人は多いですよね?
でも…
百歩譲って考えてみましょう?
資本主義の理論でいけば
利益のでない商売は
できないのが事実です。
いずれつぶれます。
田舎のぐらしのあなたが
都会ぐらしの人と同様に
商品を宅配で受け取れるのは
ヤマト運輸や佐川急便などの宅配業者が
全国展開しているからです。
都会と田舎では
居住者の数も桁違いですし
荷物の配送量も桁違いです。
都会の方が荷物の配送効率は
田舎に比べて格段にいいはずです。
そうですよね?
トラック1台に1000個の荷物を入れて運ぶのと
トラック1台に1個だけの荷物を入れて運ぶのと
配送コストが同じハズありません。
田舎ぐらしの人が
都会ぐらしの人と
同等に荷物を受け取れるのは
宅配業者が
都会で十分得た利益の中から
田舎で出る赤字分を補っているから
現状可能になっているのです。
損と得を相殺しているわけです。
ところが…
来ましたよ!
蒙古襲来!
じゃなかった
Amazon襲来!ですよ。
鳴り物入りで
アメリカ仕込のすごいやつが
殴りこんで来ましたぜ!親分!
どうしやすか?
コヤツには日本の流儀は
通用しませんぜ!ダンナ。
作業効率のよい
都市部を狙い撃ちに
配送業務をかっさらいに来ました!
怖いですよー。実際。
だって
商品まで持ってるんだから…
ヤマトや佐川は
単なる配送業者です。
しかし
コヤツは場合によっては
メーカーまで手なづけて
利益重視でやってくるのです。
何しろ
翌日配送なんて
生易しいもんじゃありません。
1時間後ですよ!
いちじかんご!
ピンポン鳴るのが!
ピザ屋かよ…
しかも…
深夜1時まで配達可能な
地域があるらしい…
深夜1時!(;゚□゚)
ドン・キホーテいらんやん!
いいですか?
これによって
宅配業者は都市部を中心に大打撃を受けます。
それまで
宅配業者が都市部で得ていた
莫大な配送利益を
AmazonプライムNOWで殴りこんできた
Amazonが所有する商品と抱き合わせて
根こそぎ吸収してしまうからです。
美味しいとこ丸ごと
商品共々根こそぎです!
へー やるな!Amazon!
なんてのんきに
言っている場合ではありません。
そうです。
地方に住むあなたっ!
あなたのことですよ!
日本の宅配業者に残されたルートは
虎の子の都市部以外の地域…
AmazonプライムNOWが進出していない
不採算地域のみとなります。
いままで
都市部で得た利益によって
赤字を吸収できましたが
地方だけでは耐え切れません。
結果
地方の配送料は都市部に比べて
桁違いに高くなるのです。
すると
どういうことが起こるでしょうか?
Amazon以外のネットショップで
何か商品を購入したとします。
横浜に居住のAさんは
送料無料です。
ところが…
島根に居住のBさんは
送料が3,000円!
えっ
今まで全国送料無料だったのに
うちんとこは
送料だけで 3,000円!
なんて
笑えない笑い話が
実際に起こる可能性は
否定出来ないのです。
都市部から日用品店舗が消えた!
さらに…
都市部は都市部で
大変なことになります。
自宅にいても
すぐに商品が手に入るなら
誰もわざわざ店に入って
商品を購入しません。
だって
面倒でしょう?
仕事で疲れて帰る途中で
コンビニでも店舗でも
寄って買い物するのは…。
会社を出る前に
スマホでピッと
注文したら
自分のマンションの
玄関先に荷物が
すでに配達されている…。
あなたの大好きな
焼き肉弁当と
お気に入りのビールが
Amazonプライムの袋に
入って…
しかも
焼き肉弁当はホッカホカで
ビールはキンキンに冷えている…
(脚色しています。明らかに 笑)
あー腹へった!
いっただきますー!って
わざわざ
買い物する必要ありません。
ファンタスティック!
超ベンリ!毎日利用するカモ!
なんてね。
AmazonプライムNOWなら
こんな芸当ができるんだから。
すると…
まあ
ショップでは
商品が売れませんわな。
みんなAmazonで買うから…。
それに
店舗を構えれば、家賃はかかるし
従業員を雇えば給料は
支払わなければならない。
チェーン店なら
ロイヤリティも必要だ。
もう
やってらんねーよ!
って今度は
お店が耐え切れません。
よって
Amazonの襲来によって
かつてあれほど
日本全国にあった書店が
あっという間に駆逐されたように
今度は日用品の店舗が都会から
姿を消すのです…。
ドラッグストアやコンビニが
かつてあれほどあったのに
すっかり無くなる…
そう…
その日も
そう遠くないかもしれませんね。
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